新世紀の生き方、物語の世界

栗本慎一郎の経済人類学、白川静の漢字学、日本の古代史、日本人の起源論、小説や好きな本の話題など書いていきます。何ですが、ニュースとか、ネットの話題も多いです。

プログラマー、ITの仕事は鬱になる傾向が強い?幸せは案外簡単な習慣で生まれる

25歳元ニート プロジェクトを炎上させ仕事を干されかける? - 25歳ニートが35万円で上京を企むブログ


◇ はてなは元々、プログラマー、IT仕事関係のブログが多かったらしく(当初、メンバー紹介での入会制だったmixiなどの初期メンバーなどもそうだったのだが)、ブログなど読んでたら、鬱になる人が多いように思う。

僕の知人で某大手IT企業→企業コンサルタントに転身した人がいるのだが、その方も仕事辞めた時は鬱気味で病院に通ってたなどと言っていた。

理由は納期に追われるとか、深夜まで及ぶ不規則な仕事などなんだろうけど、鬱病の治療は光治療とか、朝、太陽の光に当たるのが大切らしく、規則正しい生活が重要である。


◇ あと、自動車の運転とか、プログラミングなどのデスクワーク、工場などの派遣で同じ姿勢が続くと身体には良くない。

知人も身体のこわばりが鬱病と関連してるんじゃないかとも言っていた。

僕も営業職で車運転してて、退職後に鍼灸マッサージ行ったら、背中の筋肉が慢性的に鉄板のようになっていて、それをほぐすのに一年ぐらいかかった。

実は身体的な状態が心的問題の原因になっていて、逆に身体をほぐしたり、状態を改善することで、心の状態も良くなる心身相関があるように思う。

つまり、仕事の精神的疲労が腰痛になったり、直接的に身体を痛めて蓄積することで、鬱的状態が発生するとも言える。

 

 

 

 


人間の行動を支配する隠れた法則とは――『データの見えざる手』矢野和男インタビュー|矢野和男|cakes(ケイクス)

 


幻想再帰のアリュージョニスト、データの見えざる手、小説のアイデアを生み出す方法 - 新世紀の生き方、物語の世界


この本「データの見えざる手」の記事書いた時にも少し触れたが、人間は少し早足で歩くとフロー状態(楽しみながら自分の能力を最大限に発揮できる状態)に入りやすく、アイデアに行き詰ったクリエーターはちょっと部屋の中を歩き回ったり、散歩の習慣を持ったりするといいらしい。

 

実験結果は、この期待通りだった。やや速い身体の動き(定量的には2~3Hzの動き、つまり240~360回/分程度の、歩行時のリズムに近い動き)が継続し、また一貫して生じていることが最適経験(=フロー)の頻度と相関していた。
 具体的には、フローの頻度の多い人は、やや速めの身体運動の頻度に関して、ある5分間とその次の5分間とを比較したときに、その頻度の変化が少ないということが明らかになった。フローなりやすい人は、やや速めの身体運動を継統する傾向が強いのだ。これは、身体の継続的な速い動きが、目の前の行為への集中を深めていくということと、集中する人は身体が継続的に速く動くことの両方を示している。


多くの天才が散歩やお茶、お風呂やサウナ(リラックスする)習慣があったりする。

ウォーキング中は、安静時の実に、30~50%以上の酸素を脳内に送っている計算になるそうです。

 受験やテストの前は参考書とにらめっこしているより、廊下や教室を歩き回って脳を活性化させた方が、断然良い成績を収められるに違いありません(笑)。

   また、脳内で起こるメカニズムとして、人間は休まずに20~30分間ウォーキングを繰り返していると、βエンドルフィン(ベータエンドルフィン)という快楽ホルモンが分泌され始めるそうです。

 快楽ホルモンはストレスホルモンをブロックし、全身を「快」の状態で満たします。

 よく耳にする「ランナーズハイ」という現象もこれにあたります。

 快楽ホルモンにはベータエンドルフィンの他に、ドーパミンセロトニンなどがあります。

 ドーパミンには興奮作用があり、気分が高揚し、ハッピーで怖いもの知らずな状態に導きます。

 それとは逆に、希少ホルモンであるセロトニンには精神安定作用があります。

 ドーパミンの暴走をセロトニンが落ち着かせ、この二つのホルモンの相乗作用により、ハイでいながらにして集中している・・という、ある種の変性意識状態(トランス状態)が作り出されます。

 実はこの状態の脳こそが、想像力をかき立て、天才的なヒラメキを生み出す、正に、眠っている潜在能力が開放されている瞬間なのです。
  
 「天才」と呼ばれる人たちは、無意識の内に自分の脳をこの状態へと導いていて、天才的想像力を発揮し、数々の偉業を成し遂げていった・・と言ってもよいのかもしれません。

 

右脳コラム⑦〜ウォーキング(散歩)は、最強の脳力開発法である!?:絶対、天才になる!右脳トレーニングで潜在能力を100%開花させる方法 - livedoor Blog(ブログ)

 

まあ、散歩、ウォーキングでセロトニン(安らぎ感)の分泌も増えるので天然の抗鬱剤ですね。

抗鬱剤の多くはこのセロトニンを脳のレセプター(受容体)で再取込みを阻害して、実質的な分泌量を増やすというものです。

脳の神経の繋ぎ目のレセプター(受容体、セロトニンの場合は安らぎを感じる場所)にセロトニン神経伝達物質、俗に脳内麻薬と言われる)が分泌されることで、人間に「やすらぎの感情」が生まれる仕組みになっている。

このレセプター(受容体)の調子が悪く、セロトニン神経伝達物質)が受け取れないと、安らぎが感じられずに→不安増大となるし、ノルアドレアリン(やる気がでる)などを受け取れないと→何かやる気が出ないということになる。

うつ病の場合,主に安らぎのセロトニンとやる気のノルアドレナリンの放出が弱くなることと,シナプスの受信側の物質の受け口が故障しており,『不安増大』や『気力の低下』を引き起こす主な原因だと考えられています.

 そのためうつ病治療で使われる治療薬は,新薬のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や,SNRI(セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬)を第1選択薬とします.これらの薬は,抗うつ作用が強く,副作用が少なく,速効性があるというものです.ちなみに薬名をあげますと,SSRIとしてはデプロメールルボックスパキシルジェイゾロフト,SNRIとしてはトレドミンが日本でも承認されています.治療の延長上で補助的に,古い世代の三環系の抗うつ薬を併用する場合もあります.


治療薬(抗うつ薬)の作用について:うつ病治療.com(図解があってわかりやすい)

 

だから、セロトニンの再取り込み(回収)を阻害して、レセプターの活性化し続けると実質的にセロトニンの分泌が増えたのと同じ効果がある訳です。

神経伝達物質にはさまざまな種類があり、その物質ごとに人間の多様な感情に対応していると思われます。


◇ 植物から作られた麻薬などは、この神経伝達物質(脳内麻薬物質)と化学式が似ている擬似脳内麻薬物質なので、こういう人間の快感の感情を作り出すことができます。

が、本来の神経伝達物質(脳内麻薬物質)ではないし、薬と麻薬(実はほとんど同じもの)の大量摂取などの場合のように副作用が強いです。

分泌量の調整も微妙で難しいので、自然の身体的運動(散歩)などで自然に分泌した方が安全性が高い訳です。

運動は中毒になっても物理的限界があるし、抗鬱剤や麻薬(実は同じもの)の場合は幾らでも飲めるので、困りものです。


なんで、ウォーキングなどで身体のスイッチを入れることで、神経伝達物質(脳内麻薬物質)の分泌量を増やすことで抗鬱効果を得た方が身体に優しいのです。

というか、散歩やウォーキングなどで軽くてもいいので運動する人としない人では、人生の幸福度が全く違ってくるので、結構、重要なことだったりします。

 


驚くほど効果的!いつも幸せな人がやっている7つの習慣 - NAVER まとめ




 


幻想再帰のアリュージョニスト



この作品、傑作というか、文化人類学の交換や呪術的知見、諸星大二郎から攻殻機動隊までをカバーしてしまうサイバーパンクというか、オカルトパンクという新ジャンルの作品ですね。

たぶん、歴史を変えてしまう作家だと思います。ソードアートオンライン級の作品だし、書籍化、アニメ化、映画化希望です。

書くのも早いし、内容もいいし、更新が待ちどうしいというか、実は、まだ最後まで読めてないです。177万字だと!長いけど、読み終えたくない、終わらないでほしいという気持ちもあります。
 

 

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