闇サイト「シルクロード」とFBI、ビットコインのディープな関係、合法的詐欺の見抜き方
◇ 闇サイト「シルクロード」をFBIが摘発---電子通貨「ビットコイン」の取引額は1,180億円! | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社]
◇ マウント・ゴックス、取引停止で米当局が調査-関係者 - Bloomberg
2月26日(ブルームバーグ):東京に拠点を置く仮想通貨ビットコイン取引所マウント・ゴックスが取引停止に陥ったことに関して、米ニューヨーク・マンハッタン連邦地検のプリート・バララ検事正および連邦捜査局(FBI)は、違法行為の可能性を調べるため調査を開始した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
ビットコイン価格はここ数カ月に急伸し、投資家や顧客の注目が集まったほか、資金洗浄や詐欺の可能性をめぐり米監督当局も監視を強めていた。
マウント・ゴックス、取引停止で米当局が調査-関係者 - Bloombergより引用
この闇サイト「シルクロード」のFBIによる摘発で、大量のビットコインを押収して、FBIがビットコインを大量保有しているようです。
どうも、このビットコインという仮想通貨ですが、FBIがマネーロンダリングなどに利用されることを見越して、アングラマネー、犯罪組織の動きを知り、摘発するのに利用してるような感じがします。
東京に拠点を置く仮想通貨ビットコイン取引所マウント・ゴックスもかなり前から監視対象だったみたいで、アメリカでハッキングされたり、取引停止、支払い遅延などの前科もあるようです。
ライブドア
1999年に前刀禎明らが立ち上げ、2002年に堀江貴文氏が率いる株式会社オン・ザ・エッヂにサービスを譲渡。マウントゴックス
同社公式サイトは当初、ジェド・マケーレブによって人気カードゲームであるマジック:ザ・ギャザリングのトレーディングカードを売買するオンライン取引所として開設された[10]。社名の由来はMagic: The Gathering Online eXchangeを略したものである[10]。その後マケーレブ はビットコイン取引所に事業を転換したが2011年、マーク・カーペレスに売却している[10]。カーペレス経営下で成長を続け2013年4月に世界のビットコイン取引量の70%を占めるまでになった[10]。
大したことではないんだけど、誰かが設立して、会社が譲渡されるパターンがライブドアと似てるよね。
◇ それでこのビットコインの取引所マウント・ゴックスの破たんの本質を見極めるためには、ビットコインに関するあらゆる情報を全部、無視する必要があります。
ビットコイン取引所の会社には、必ず、ビットコインと交換した現金資産があるはずです。
その現金がどこに行ったのか?が本質であり、確かにビットコインと現金を交換するのは合法なのですが、このビットコインを、安愚楽牧場、豊田商事の金地金、円天、自費出版本、株式に置き換えてみれば、本質は何かと現金を交換するという構造だけが残ります。
凄く単純な構造分析ですが、この現金が短期間にどこかに消えてしまうというのは、非常におかしいことです。
そんな短期間に、400億円(値上がりした価値が半減たとしても200億円、少なくともビットコインと共に現金28億円が消えている)の現金はどこに行ったのか?が非常に問題です。
同社が消えたと主張しているのは、顧客からの預かり資産である約75万BTCと、同社保有分の約10万BTCの計85万BTCに加えて、預かり金として管理していた現金約28億円であるという。
セキュリティ・ホットトピックス - MTGOXは民事再生手続きへ、Bitcoinと現金の流出先は追跡できるか:ITpro
◇ この現金さえ残っていれば、損害賠償として、少しは顧客に払戻しできる訳で、民事再生申請でもう会社は破たんした訳だから、顧客に払戻せばいいだけです。
その現金が消えているということは、おそらく、どこかに送金されたということで、マウント・ゴックスのCEOはただの送金係(傀儡)で、黒幕がいるんじゃないか?という推理ができます。
合法的詐欺仮説は、この現金が魔法のようにどこかに消えてしまうという謎に着目したものです。
ビットコインがハッキングされようが、どうしようが、この現金がきえてしまうというのが非常に問題な訳です。
ビットコイン自体がめくらましで、それに多くの人が巻き込まれて、問題の本質を見落としてしまうのが最大の問題ですね。
◇ それと、最大の懸念はマウント・ゴックスのCEOというキーマンが消されてしまう可能性があります。
ぷにゃまニュース : 2006年 ライブドア野口英昭刺殺事件
ライブドア事件の時の野口氏は警察発表では自殺とされていますが、身体の何か所もめった刺しにして自殺した後に、非常ベルを鳴らす人はあまりいない訳で、他殺という線が濃厚です。
金地金詐欺の豊田商事の会長がマスコミの前で右翼団体の男に刺殺されたり、オウム真理教の事件で科学大臣の村井秀雄がやはり右翼団体の男に刺されて死亡しています。
ということですが、あまり事件を追及するとろくなことにならないので、この辺りで辞めたいと思います。
謎は謎のままでいいし、平和で無事な生活を送れるなら、それが幸せだと思います。
ビットコインシリーズもこれで終わりにします。