読者のクレームから見えて来るもの、継続的な努力が未来を拓く
◇ 朝方、上の記事を読んでいて、上の電子書籍を買った方からクレームがあったという話なんですが。
ある素朴な疑問にぶち当たりました。
電子書籍買うお金(480円)があったなら、何故、この人は医者に行かないのか?
電子書籍の内容がどうこう以前の問題として、常識的にはそれが先だろうと思う。
医者が嫌いなのか?
これは良くある話ですが、実は医者に行っても治らなかったということも考えられます。
そして、藁おもすがる思いで電子書籍を買った。
しかし、その内容は至極、真っ当なもので、この世に魔法はないんだ!と絶望したのかもしれない。
株式投資で儲けたい。
小説本を出してベストセラー作家になりたい。
ほとんどの場合、株式の売買をやりなさい。慣れなさいとか。
小説を書いて完成させて新人賞に応募しなさいという答えになってしまう。
実際、小説の場合はベストセラー作家になるためには、一ヶ月に本一冊、10万字ぐらい書ける人の方が成功しやすいし、これは単純に書く速度が速いと、上達も早いので当たり前と言えば当たり前です。
そんな単純な問題じゃないだろ?と思うかもしれないが、小説家デビューには10万字ぐらいの作品が必要で一年に10冊書ける人と、僕のように二年も経ってるのに10万字の作品が一本もない人では新人賞応募以前の問題な訳です。
その間にデビューが難しいエッセイは60万字も書いてる。困ったものです。
僕がデビューまで10年かかるとして、書ける人は1~2年でデビューする訳ですね。
作品の質、以前の問題としてそういうものがあります。
そもそも、小説もエッセイもデビューは新人賞しかないし、一般書籍と比べて難しものです。
◇ 小説家になろうというサイトでエッセイとか書いてますが、12月に毎日、更新してたら32000アクセス/月ぐらいになって、それ以前は15000アクセス/月だったのに、1月は24000アクセス/月ぐらいになって、読者数も増えて、月9000アクセスぐらいアクセスのベース自体が底上げされてます。
つまり、エッセイなんて書いてないで、小説を毎日、更新しなさい!ということです。
分かりました。すいません(泣)
大体、成功法則にしても、何にしても地道な努力が必要で、病気の原因といえば先天的な体質だったり、生活習慣だったりするので、それを治すのは医者や薬のサポートや本人の継続的な努力しかない訳です。
たぶん、この電子書籍(読んでないけど)は実体験に基づくかなり真っ当な内容だったのだろう。
読者の魔法への期待が大きすぎてクレームになったと思われる。
実は世の中って、足し算で大体、解決する問題が多いよね。
ブログは掛け算的拡散力があるように思うけど、実は記事の質、物の見方が秀逸だとたった一記事で凄いアクセスを稼いだりする。
たぶん、稼いだのはアクセスではなく、読者の書き手に対する信頼なんだよね。
銀行経営で大事なのはお金ではなく、信用だと言われてるし(by 銀行の神様 渋沢栄一/あさが来たより)。
その書き手への信頼がアクセスの底上げになっていく。
凡人は無理のない範囲で毎日、更新するとか(できなければやらなくてもいいし)、地道に書いて行く中で、ヒット記事や良い小説が書けたらいいなと思ったりします。
試行錯誤の中から何かきっかけを掴むしかないね。
まさか、この記事がこんなにヒットするとは描いた人は思わなかっただろうと思う。
エッセイが意外と好評だったような、予期せぬ成功の芽を小説の中からも見出していけたらなあと思う。
株はトレンドに従い、小説は読者に従うしかないかなあと思ってます。
◇ それと、6/1のファーストディで映画が安くて見た映画
が面白かったというか、恋愛脳内会議コメディぽい映画ですが、真木よう子はかわいいし、西島さん、吉田羊、神木隆之介の脳内会議も良くて、素敵な映画でした。
かなり笑える場面が多いですが、恋愛というより主人公の自己確立の物語というか、幸せとは何か?を追及する話でしたね。
約2年ぶりの映画でしたが、そんなに経っていたとは思わず、トーホーシネマズの会員カードを更新しました。
↑この本が凄く面白かったので、また、感想書きますが、監督の勝敗論とか、宮崎駿、庵野、富野監督とか、映画の話が深いです。
こちらの作品の方がなろうでは人気で、まあ、内容が小説家になろうの複垢ポイント問題についてだったり、なろうのあるあるネタ満載なんで、この作品も第一章「複垢調査官」が完結して、「常世封じ道術士 風守カオルの第二章 雛流しの呪法」の話に繋がっていくので、合わせて読むと面白いかもしれません。
この作品、傑作というか、文化人類学の交換や呪術的知見、諸星大二郎から攻殻機動隊までをカバーしてしまうサイバーパンクというか、オカルトパンクという新ジャンルの作品ですね。
たぶん、歴史を変えてしまう作家だと思います。ソードアートオンライン級の作品だし、書籍化、アニメ化、映画化希望です。
書くのも早いし、内容もいいし、更新が待ちどうしいというか、実は、まだ最後まで読めてないです。240万字だと!長いけど、読み終えたくない、終わらないでほしいという気持ちもあります。
アリス・イン・カレイドスピア 1 (星海社FICTIONS)
- 作者: 最近,あずき
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『幻想再帰のアリュージョニスト』の最近さんが星海社からデビュー!
アリュージョニストの世界観はそのままに、短いお話から入りたい方にお勧めです。平積みの本を買いましたが、僕が買ったのが最後で売り切れなので、かなり、売れてるようです。
常世封じ道術士 風守カオル
複垢調査官 飛騨亜礼 ≪短編連作版≫