新世紀の生き方、物語の世界

栗本慎一郎の経済人類学、白川静の漢字学、日本の古代史、日本人の起源論、小説や好きな本の話題など書いていきます。何ですが、ニュースとか、ネットの話題も多いです。

アマゾンなどの租税回避問題とアベノミクス失敗の理由、オバマ大統領の狙い、租税回避する富裕層と大企業は『世界で最も心が貧しい人々』

“租税回避マネー”を追え ~国家vs.グローバル企業~

アマゾン、グーグル、アップルにも波及 多国籍企業の租税回避にどう対処すべきか

パナマ文書の次はケイマン文書?

パナマ文書、なにが問題なの?脱法ならいいんじゃない?と思ってる人へ。

パナマ文書はどうやって世に出たのか

「どうも。名無しです。情報興味ある?」パナマ文書をリークした人物の最初のコンタクト

【緊急和訳】アベノミクスが失敗した理由 |Japan Times(日英併記)FB版 勝見 貴弘·2016年4月7日

アベノミクスが失敗した理由 ウィリアム・ペセック("Barron’s Asia"エクゼクティブエディター)2016.04.04

全文はリンク先へ、抜粋はこんな感じ。

 

先日東京を訪問した二人のノーベル賞受賞者は、安倍晋三首相にこう訴えた。  

「デフレに苦しめられている国民に増税を課すなんて常軌を逸したことはやめてください」   

クルーグマンスティグリッツが実際に説明したのは、なぜ首相の経済政策がここまで劇的な失敗を迎えたのか、そして、首相の顧問らが、将来にわたって日本に何の益ももたらさないドグマにしがみつくことで、失敗をダメ押ししてしまっていることだった。

(中略)

最近、「保育園落ちた日本死ね!!!」と題したある主婦のブログが大量に拡散され、安倍を窮地に陥れた。政府は慌てて、家庭と仕事のワークライフバランスを保つために必要な基本的な施策を用意しはじめた。

(中略)

経済政策の策定には、自ら「ヒポクラテスの誓い」を立てるくらいの矜持が必要だ。2014年に増税に踏み切り、これをまた行うというのであれば、日本の将来への不安はまさに「いまそこにある危機」として現出するだろう。  

アベノミクスの自爆を認めるために、二人ものノーベル賞受賞者を呼ぶ必要はなかった。
自分の鏡を見つめ直せば済む話だったのだから。      


租税回避問題はアマゾン、グーグルなどの問題もあって、以前から問題になっていて、イギリスではスターバックスが本社をオランダに移して税金回避をしたことを議会で追求されています。

 

オバマ大統領は5日、ホワイトハウスでの記者会見で、租税回避地での企業設立について、「多くは合法だが、確実に問題がある行為だ」と批判した。オバマ政権は、企業が書類上の登録地を税金の安い地域とすることで本来担うべき納税義務を回避することへの抑止策を強めており、議会に対して抜本的な対策を打ち出すよう求めている。

(中略)

菅義偉(すが・よしひで)官房長官は6日の記者会見で、世界の政治家や著名人がタックスヘイブンを利用して資産隠しを行っているとされた問題について「文書の詳細は承知していない。日本企業への影響も含め、軽はずみなコメントは控えたい」と述べた。日本政府として文書を調査することは「考えていない」と否定した。

 

オバマ米大統領「租税回避『合法だが問題』と批判 亡父記載のキャメロン英首相は利益名言避ける 中国は情報規制を徹底(毎日新聞)


日本政府は調査せず、中国は検索規制、情報削除、各国政府は基本的に調査中で、オバマ大統領は租税回避の防止策を議会に提出、要請してる。

租税回避によって富裕層、大企業が不当に税逃れして税収が減少→そのために消費税増税が日本でも行われて景気が失速して、アベノミクスが失敗した。
租税回避地をつぶして税収増、消費税廃止、人口減少少子化対策景気対策がやっぱり正しいようです。

アベノミクスの次の矢はタックスへブン規制でいいと思います。


パナマ文書が世に出た経緯ですが、南ドイツ新聞に匿名で『私は名無しです』と名乗る人物から接触があり、暗号チャットでやりとりしたらしい。この方、ハッカーっぽいなだよね。だから、これからもケイマン文書とかが出る可能性もある。ニュースソースは完全に秘匿されてるらしい。

実はCIAによる情報リークで、だから、アメリカの情報は少ないという話もある。ありえる話である。

南ドイツ新聞は膨大すぎる情報と自分の所だけでは手に余るので、ワシントンにある「国際調査報道ジャーナリスト連合」(ICIJ)に連絡して、400名の記者など世界中の報道機関に共同調査を依頼した。

5月ぐらいにその情報解析がでるらしいが、オバマが議会を動かすためにCIAが動いたのかもしれないですね。

つまり、伊勢志摩の会議も含め、国際会議でオバマがタックスへブン規制を持ち出すのは必至です。   


しかし、オバマ大統領はアメリカの軍産複合体が作ったISIS(ヒラリーが設立に関与。中東の反政府テロリストの養成は国務長官の通常業務なので仕方ない)を、ユーロやプーチンと一緒につぶした返す刀でタックスへブン規制ですから、アメリカに『オバマケア』という医療制度を導入したり、全てが成功してるとは言えないけど、歴史に残る大統領かもしれませんね。

オバマ大統領はドラマ『24』のジャック=バウアーみたいな活躍です。
副大統領が黒幕→実は国務長官のヒラリーがISISの黒幕ですもんね。
暗殺回避して頑張ってますね。

今回の記事を、基本戦略の表明(ドクトリン)として見ると、それは「中東からの米国の撤退」になるが、この記事はもっと別の読み方もできる。それは、オバマが大統領になってからの7年間に、いかに軍産複合体(軍産)と熾烈に格闘(暗闘)してきたか、という部分だ。
(中略)
あらゆる近代国家は、戦争になると、平時と異なる有事の状態(非常事態)になり、平時に許されないはずの、報道の歪曲、国民への洗脳、政治や経済に関する自由の隠然とした制限・剥奪などが許される。権力層は、有事を理由に制限を取り払い、好き勝手にできる。権力層にとって、戦争は大変だが、有事を理由に勝手をやれるのは素晴らしい。形だけ戦争を継続し、それを口実に有事体制を恒久化できたら良いね、と為政者が夢見るのは自然だ。軍産は、その「夢」を実現する勢力である。米国は、第二次大戦後に軍産が形成されて以来、有事体制が解消されたことがほとんどない。終戦から朝鮮戦争までの約5年間と、冷戦終結から911までの約10年間だけが例外だ。オバマのドクトリンは、911以来のテロ戦争の有事体制を終わらせて平時に戻そうとする試みでもある。 (Five thoughts on the Obama Doctrine) (戦争のボリュームコントロール

軍産複合体と闘うオバマより


「トランプが、国際テロ組織・ISISを作った張本人はヒラリー・クリントンとバラク・オバマだと暴露した」 と。 この意味は深く大きい。アメリカという国家のレーゾンデートル(国家存在意義)を変えようとする勢力の存在が垣間見えるからだ。

ヒラリーメールから見て始めたリビア・カダフィ抹殺の嘘と真実・・・!

軍産複合体と闘うオバマ

世界と日本を変えるトランプ

田中宇の国際ニュース解説 世界はどう動いているか

「ベンガジ事件の真相」読了

こういう説もあるが、僕はオバマは大統領だから微妙な立場だけど、味方の振りした最大の内部抵抗者とみてるんだが。

ISISはヒラリーが作ったというか、アメリカはシリアのアサド政権を倒すために、反政府組織を支援してたのも確かで、アメリカの軍産複合体の『いつもの手』なんだよね。こういうアメリカ国内の内戦はかなり前からあるし。

イラクからも大量破壊兵器出て来なかったもんね。
いつものパターンでございます。

リビアカダフィ大佐を暗殺して数兆の資金を手に入れてISISが設立されたらしい。ISISの流すビデオが綺麗過ぎて、ハリウッドの技術だろうと思った人は多くて、後藤さんの事件でも画像合成凄かったし、怪しいとは思ってたんだけどね。ツイッターで解析画像出てたね。

また派出所から2キロと離れていない場所に陣取っていたCIAの要員達は事件のことを知るや即座にいつでも助けに向かえる体制に入っていた。しかし彼らが上司から受けた指令はなぜか「待て」というものであった。彼らのうち数名はあえてその命令を無視して現場に向かい、スチーブンス大使らを守ろうとして命を落とした。

(中略)


オバマ政権は真実を隠している。そのため誰が、何のために派出所を襲撃したのか、いまだに明らかではない。だがいずれにしても言えるのは、中東諸国に「民主化の春をもたらす」と言いながら安定を維持するのに役立っていた独裁者を追い出し、彼らよりも凶悪なイスラム原理主義テロリストの手に中東を明け渡したということである。オバマ政権が流した武器は中東各地に広がり、ISISイスラム国)へと行きついたことは間違いない。いわばISISイスラム国)はオバマ政権が作り出したものだと言っても過言ではない。

「ベンガジ事件の真相」読了


カダフィ大佐の暗殺の報復である『リビア大使襲撃事件(ベンガジ事件)』も闇が深くて、どうもヒラリーがわざと証拠隠滅のために大使を襲撃者から守らなかったという疑いが出てきている。近くにいたCIAに救出を『待て』と指令したらしい。つまり秘密を知る大使の口封じだね。

資本主義というのは僕が学んでいた経済人類学においても『戦争経済』によって成り立っている。

宿命的に経済が行き詰ると戦争が起き、アメリカのニューディール政策の背後で世界大戦が起き、朝鮮戦争ベトナム戦争と人口増で日本、韓国が経済成長した。

その後は継続していた中東の戦争が大規模化し、アフガン、イラク、シリアへと戦火が広がり、世界経済を支えていた。

それがロシアのプーチン、ユーロの首脳、オバマ大統領によって止められた。

これから不況になるかもしれないが、それもたまにはいいんじゃない。経済成長でではない幸福を探すのも。


『貧しい人とは、何も無い人ではなく、欲しがる人のことを言うんです。』最貧王・ムヒカ大統領の生活とその名言

他人に分け与えず租税回避する富裕層と大企業は『世界で最も心が貧しい人々』と言えますね。

私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

出典 リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ (日本語版) | Hana.bi


すっかり暖かくなって、春になりましたね。

 

 

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↑この本が凄く面白かったので、また、感想書きますが、監督の勝敗論とか、宮崎駿庵野、富野監督とか、映画の話が深いです。

 

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こちらの作品の方がなろうでは人気で、まあ、内容が小説家になろうの複垢ポイント問題についてだったり、なろうのあるあるネタ満載なんで、この作品も第一章「複垢調査官」が完結して、「常世封じ道術士 風守カオルの第二章 雛流しの呪法」の話に繋がっていくので、合わせて読むと面白いかもしれません。


幻想再帰のアリュージョニスト



この作品、傑作というか、文化人類学の交換や呪術的知見、諸星大二郎から攻殻機動隊までをカバーしてしまうサイバーパンクというか、オカルトパンクという新ジャンルの作品ですね。

たぶん、歴史を変えてしまう作家だと思います。ソードアートオンライン級の作品だし、書籍化、アニメ化、映画化希望です。

書くのも早いし、内容もいいし、更新が待ちどうしいというか、実は、まだ最後まで読めてないです。240万字だと!長いけど、読み終えたくない、終わらないでほしいという気持ちもあります。
 

 

アリス・イン・カレイドスピア 1 (星海社FICTIONS)

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 『幻想再帰のアリュージョニスト』の最近さんが星海社からデビュー!
 アリュージョニストの世界観はそのままに、短いお話から入りたい方にお勧めです。平積みの本を買いましたが、僕が買ったのが最後で売り切れなので、かなり、売れてるようです。


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