新世紀の生き方、物語の世界

栗本慎一郎の経済人類学、白川静の漢字学、日本の古代史、日本人の起源論、小説や好きな本の話題など書いていきます。何ですが、ニュースとか、ネットの話題も多いです。

ワールドトリガー、異世界作品のオリジナリティ、岡田斗司夫の出版セミナー動画がためになる

◇ ワールドトリガー、異世界作品のオリジナリティ、岡田斗司夫の出版セミナー動画がためになる/小説家になるための戦略ノート

◇ 縄文の古代史としての「ホツマツタエ」と古事記/非日常的な日常系エッセイ~古代日本の呪術的世界~

 

ちょっと、トンデモ本の世界といいますか、日本の歴史上の三大偽書と呼ばれる『ホムツタエ』、『竹内文書』、『東日流外三郡誌』などを読んでみようかと思ったりします。

古事記』自体や古史古伝自体に偽書説は付きまとってて、根拠は古い書物にしてはその時代に書かれた書き方ではないというものです。

『ホムツタエ』は古事記と重複している部分も多いけど、古事記以前の縄文時代の東日本の国々、日高見(ひだかみ)の国(青森とか東北の国かな?)、根の国(北陸)、葦原の中つ国(近江近辺の王国)のことが書かれていて、イザナギイザナミからアマテル(アマテラス)が生まれる経緯などが詳しく、陰陽五行説神道道教的系の哲学的宇宙観、歴史観が面白いです。

 東日流外三郡誌』はやはり古代の東北地方の歴史、アラハバキとかが出てくるんですが古文書というより、言い伝えなどの元の話を近い時代に文書化したんじゃないかなという感じがします。文献的には偽書なんじゃないかなという感じがします。

竹内文書』に至っては、日本の超古代文明のお話なので、もう判断がつかないというか、僕的には『ホムツタエ』あたりぐらいしか、古代の歴史の信憑性としてはあまりないような気がします。

『ホムツタエ』は古事記の分かりづらい所とか、神社の由来の話としては非常に納得できるところがあり、縄文文明の本として捉えると面白い内容です。エッセイの趣旨的にも内容に検討する余地があるのは『ホムツタエ』ぐらいかなと思われます。

東日流外三郡誌』の内容的には、縄文時代から東北が栄えていたのは事実であり、異人の来訪や海外貿易はやってただろうなと思われます。藤原三代が生まれた知られざる東北の歴史自体はあるだろうし。まだ、これを読むところまで行ってません。

竹内文書』は宗教がらみだし除外しつつ、『東日流外三郡誌』は内容的にもちょっとあれだけど、読んでみる価値はありそうですね。

 


こちらは僕のお気に入り小説のステマです。


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この作品、傑作というか、文化人類学の交換や呪術的知見、諸星大二郎から攻殻機動隊までをカバーしてしまうサイバーパンクというか、オカルトパンクという新ジャンルの作品ですね。

たぶん、歴史を変えてしまう作家だと思います。ソードアートオンライン級の作品だし、書籍化、アニメ化、映画化希望です。

書くのも早いし、内容もいいし、更新が待ちどうしいというか、実は、まだ最後まで読めてないです。177万字だと!長いけど、読み終えたくない、終わらないでほしいという気持ちもあります。
 

 

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