初めての結婚式なのに、結婚式を二回やったという国際結婚のお話
◇ まあ、オチを先に言ってしまうと、つまりは国際結婚の場合、結婚式を二回やることになるよ!というお話です。奥さんがタイ人女性だったので。
まあ、別にやんなくてもいいと思うのですよ。省略しても。
ただ、親戚や関係者をひとつの国に集めたら、旅費、飛行機代だけで大変なことになるし、海外挙式もありますしそれもありではありますが。
ただ、庶民的な視点から見ると、僕の場合は経済的な問題で、片方づつやることになったのですが、身内だけで安く済ませたつもりだけど、結局、全体で250万円ぐらいかかりましたね。
タイ側150万、日本側100万ぐらいかな。実はこれは幸運に恵まれて非常に安い金額です。
◇ ただ、このタイ側150万というのは、最初に僕がタイのチェンマイにお見合いに行ったり、僕があちらの両親(祖父、祖母)に挨拶に行ったり、奥さんを日本に来てもらって親族顔合わせと観光旅行をやったのと、国際結婚の手続きとか(英語、タイ語、日本語書類翻訳必要で6ヶ月以上かかる)、それも含めてということです。
結構、旅費とか宿泊費、観光のお金がかかっているので、式そのものは両親(祖母、祖父)にあげる結納金10万バーツ(30万ぐらい?)+花嫁の金のネックレスと腕輪代2万バーツ(6万円ぐらい)だったと思います。合計36万ぐらいかな?
ただ、タイは階級社会なので、これは農村の例で、中流階級とか富裕層などはホテルでウェディングドレス来てかっちりとした結婚式をする場合も多いです。費用も何倍もかかります。
ただ、タイ人の招待状&ホテル恐怖症というのもあって、招待状出したのにドタキャンも多いと聞きます。スーツ着るのに慣れてない人も多い。
一般庶民は普段着、Tシャツ、サンダルで自宅で結婚式するのが普通?でして、そういうラフな結婚式の方が好まれます。結婚式を口実にした単なる飲み会という感覚でしょうか?
◇ 会場は奥さんの祖母の農村の自宅で、料理は手づくりです。費用は結納金から出ます。
立会人は奥さんを紹介してくれた、日本人の先輩のタイ人奥さんの方で、この方のお母さんが食堂みたいなものもやっていて、料理が上手いので協力してもらって、奥さんの親戚のお姉さんと一緒に料理を作りました。
身内中心ですが、来客者は村長さんをはじめ、招待状は出さずに、村の近所の人が何となく集まって来てくれて、手首に白い縁結びのヒモを来客者ひとりひとりが結んでくれます。お互いの手首をさらに白いヒモで結んで離れられなくします。これは結構いいですね。
あとで、ふたりで協力して紐を切ったりして、お互いの手首のヒモは3日ぐらい巻いたままにしておきます。
来客者は料理とお酒を振る舞われて、わいわいと朝まで宴会が続いたりするそうです。新郎新婦ははやめに引き上げてもいいそうで、僕も引き上げました。奥さんの好きな週末連続ドラマもあったし(笑)
◇ これが中国人、フィリピン人、タイ人を紹介してくれる国際結婚の結婚相談所の場合、一昔前は海外お見合いツアー&タイでの挙式合わせて350万ぐらいかかると言われていました。謎の高額費用です。
ただ、最近はこういう明朗会計な相談所(岡山県倉敷市で中国人女性中心)もできていて、入会5万円、月会費3000円、普通の結婚相談所と変わらない料金レベルになってます。
中国へのお見合いツアー25万円とかは仕方ないし、たぶん、一度に沢山の女性と会わせてくれるので、まあ、悪くないとは思います。
ただ、僕の場合は先輩のタイ人奥さんの紹介で付き添ってもらって、タイに単独お見合いにいくという特殊ケースで、おそらく、日本でもあまりないケースだと思います。
本当に色々な通訳、翻訳、案内代金を、先輩のタイ人奥さんに払うとしたら、たぶん、100万超えると思いますよ。
だから、昔の国際結婚の結婚相談所の350万というのも、実は安いかもしれませんね。LCCなどないから、渡航費用や国際結婚の手続きの多言語翻訳(日、英、タイ語)の大変さを考えると、そんなもんかあなと思いますよ。
◇ 個人的意見ですが、タイ人女性の場合、美人の産地、北の都チェンマイ(秋田美人的な)とかの女性がいいと思います。
バンコクとか、水商売の女性と出会いが多いと思いますが、タイ料理は、唐辛子を使う料理が多いですが、南部、中部の料理の辛さは半端ないです。
北部、北東部はそれほど辛くないし、比較的辛くない料理も多いので食べやすいです。でも、日本の唐辛子は奥さんに言わせると全然、辛くないそうです。10辛は子供だましで辛さの質が違うといいますか、唐辛子の品種が違うのかも。
一応、冬がある(といっても涼しい感じで短い)北部や東北部は、貯蓄の概念が出来てるので色々と工夫したり、知能指数も高くなります。日本人に近くなります。
タイに限らず、熱帯地方の方は暑くて日中フルで働くのは自殺行為だし、食料は年3回米が取れ、フルーツも成り放題だし、そういう環境では工夫が生まれにくいです。貯蓄の概念も生まれにくい。
◇ これは日本に四季があり、台風や地震の災害も多く、米を作るのも季節を外すと失敗するし、湿地帯が多く、土木工事で水田を広げないといけないという厳しい環境にいると、かなり高度な文明が生まれる可能性が出てきます。
暦、品種改良、土木建築、治水の技術、米の貯蔵、加工でお酒、みそ、しょうゆなども生まれたり、四季折々の料理も出来ました。
ハイブリット車も国土の狭さによって、町では電気で高速道ではガソリン使用というような燃費効率のいい考え方が生まれたのだと思います。
日本人が効率を考えるのは資源が乏しいためですが、熱帯地方に降り注ぐ膨大な太陽エネルギーを考えれば、貯蓄より消費、浪費に傾く生活スタイルになって当然です。
熱帯地方では、どうやって、エネルギー、富を浪費して、捨てるかが文明のポイントになります。
◇ 話を戻すと、日本では身内中心の結婚式で50万円ぐらいの結婚式のパックを申し込んで、結婚指輪だけ買ってプラス20万ぐらいで、二次会の服やら靴やら、お車代やら、写真のグレードアップで100万ぐらいかかったと思います。
二次会は会社&友人で会費制でやりました。
あれやこれやと追加料金が発生するので、そんなものかな。
スマ婚とかやったら、もう少し節約はできそうですね。首都圏や大都市圏ならできるし、地方でも安いとこはあるし、写真で済ませて、食事会だけでもいいよね。
結婚式はまあ、やった方が想い出になるよ。でも、自分と両親の貯金が消滅したり、ブライダルローン組んで、結婚式貧乏になって後で大変になるかもね。
なんかねえ、お金の話ばっかりになったけど、男性的には貯金やお金の工面をどうするか?というのが最大の課題になります。
若かったら、両親とか出してくれることが多いと思いますが。
◇ 参加者への配慮として、やっぱり、春か秋にやった方がいいね。
7月末にやったので、参加する人のことももう少し配慮した方が良かったなあと思いました。当事者にはめでたいことですが、参加者にとってはタイミングもありますが、迷惑な事もあるので、いろいろと配慮が必要ではありますね。
新婚旅行もした方がいいね。秋の京都いけるかな。
◇ あ、それと、マリッジブルーもあるから、まあ、それは必ず起こることなので、相手を受け入れるための試練かな。
人間の度量の問題というか、人間は感情の動物なので、何が起こっても受け入れるというのが大事です。
がたがた言わずに、じっと耐えるのもいいよ。
結婚すると、自分ひとりだけの命ではなくなるので、言動、行動が慎重になりますし、忍耐力もつくし、他人の不満を受け止める力もつきますね。
子供が泣いてるのに、それをとやかく責める親は最低だし、ジッと受け止める力が大事ですね。それが大人というもの。
「モグラ男と、ひかり姫」は、2014年8月アルファポリス「第7回絵本・児童書大賞」エントリー済です。応援よろしくお願いします。