新世紀の生き方、物語の世界

栗本慎一郎の経済人類学、白川静の漢字学、日本の古代史、日本人の起源論、小説や好きな本の話題など書いていきます。何ですが、ニュースとか、ネットの話題も多いです。

才能より大事な成功者の心理的特性は根性!である、凡人の書籍化戦略2

◇ 小説家になるための戦略ノート - 才能より大事な成功者の心理的特性は根性!である、凡人の書籍化戦略2


才能があるのに越したことはないのですが、才能があっても、世に出ない人というのがたまにというか、結構、沢山いたりします。


栗本慎一郎の著作に、こういう本があります。

 

ホモ・パンツたちへ (1982年) (Century press)

ホモ・パンツたちへ (1982年) (Century press)

 

 

 ホモパンツは、ホモサピエンスにかけているわけですが、彼の「パンツをはいたサル」という本に由来します。

 

パンツをはいたサル―人間は、どういう生物か

パンツをはいたサル―人間は、どういう生物か

 

 

人間とは「パンツをはいたサル」であり、パンツ=文化とか文明であり、つまり、動物性80%(無意識)+人間性20%(意識、理性)の存在ですよというお話です。


人間は本質的に人間内部の無意識層(DNAのプログラミングも含め)の内知(暗黙知)に突き動かされて生きてるので、そういう内的な知と交信できる存在が天才なら、この世のすべての存在が、動物も含めて天才だということになる。


そういう天才の中でも、他人とコミュニケーションを取りたいという意欲のある存在が世に出てくるが、そういう欲望のない天才は世の中に隠れ住むようになってくる。

だから、本当はそういう人々が真の天才であり、世に知られる天才というのは二流の天才なのではないか?と思われるというようなことが書かれている。

他者とのコミュニケーションを取りたい欲求が強い人が小説家として出てくる訳で、実は文才がありながらも、世に隠れ住む天才もいるのではないかと思います。


だから、小説家として世に出る人は、他者とのコミュニケーションを取りたい欲求が強い、メンタルが強い人間が出てくるのではないかと思ったりします。

才能だけでは、まだ、足りないというか、そういう人だけが小説家として生き残っていくのではないかと思いますね。


 

 

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小説家になるための戦略ノート