美味しんぼの鼻血から見えてくる「低線量内部被爆対策」について
◇ ビッグコミック・スピリッツは、事実上の『閉架処置』で 『販売粛清』 - JUNSKY blog 2014
◇ 「美味しんぼ」鼻血描写 現地では「出ても言い出せない雰囲気」?(dot.) - goo ニュース
政府の指示か、自粛かはわかりませんが、これ実質的な焚書坑儒だよね。独裁国家による情報統制か何かでしょうか?
◇ 井戸川・雁屋を批判する為に政府・電力会社の糞っぷりを擁護するのは醜悪としか言えない - アナログとデジタルの狭間で
ほんの数分では私には無理だったが、ちょっと小一時間ほど調べればもっと詳細な報道がでてくる。
下記に引用した記事*2を見て貰えれば分かるように、「いつ来るかわからない地震」や電力会社より求められたのが「表現を変えるよう求められたため」なんてかわいいものではない。東北地方の巨大津波について「いつ起きてもおかしくはない」という表現で書かれていたものが、差し止められたうえ、最終的に貞観地震について周期性は無いにまで書き換えられて発表されるところだった。
電力会社の介在によって原発のために、地震についてのリスク評価が歪ませられる事は、山本氏にとっては井戸川氏、雁屋氏を批判することよりどうでもいいことのようだ。
しかし、この政府・電力会社の屑っぷりをどうして擁護できようか、そのことを批判している井戸川氏をどうしてあげつらう事ができようか、醜悪としか言えない。
僕はこういうことは知らなかったけど、やっぱり、事実をゆがめてしまうと、ろくなことは起こらないようです。
地震、津波を警告しようとした政府発表を、電力会社が安全だという情報に書きかえた途端に、本当に地震と津波が来てしまったということです。
結果的にこのことが事実になってしまったようです。何という皮肉な結果だろうか。余談はこれぐらいにして本題に入ります。
◇ 美味しんぼ鼻血問題の空気を読む、「永遠の0」の心境 - 新世紀の生き方、物語の世界
昨日の記事の中で、低線量内部被爆について書きました。首都圏を含む東日本の方には重大な問題で、西日本の僕にはさほど影響はないとは実は言えない問題です。
西日本には中国からのPM2.5以外にも多量の公害物質が飛来しています。たぶん、西日本の人の寿命も数年は縮むと、昨日、知人がスポーツジムで言ってましたね。
それは当たってると思います。こちらも少し調べるつもりです。
低線量内部被爆のメカニズムというのは、放射能を含む塵やほこりなどが、舞い上がって、それを鼻などの気管から吸い込んでしまい、体内で直接被爆を繰り返してしまうものです。
体内の放射性物質は取り除くのが難しいので、被爆しっぱなしというか、ある意味、直接、放射能浴びるよりたちが悪いです。毎日、レントゲン浴びてるようなものです。
僕の家の近くの直島に三菱マテリアルという会社があって、震災瓦礫などの処理を引き受けてるので、大阪市、北九州市で発生してる鼻血問題の原因は「低線量内部被爆」と思われるので、この話は他人ごとではない。
放射線による内部被ばくについて:津田敏秀・岡山大教授 | Science Media Centre of Japan
ただ、福島自体が終息してないので、汚染源は未だにあって、放射線を含む物質は海への放流も含めて垂れ流しにしてる現状で、いかんともしがたいものがあります。
◇ ただ、そんな中で対策として考えられるのは、原始的だが「花粉症+活性酸素」対策がそのまま流用できないか?と思った。
つまり、放射性物質を吸い込まないことが重要で、かつ、それが「がん化」などの身体症状になっていくのは、フリーラジカルや過酸化水素などの活性酸素的物質の発生が増えるのと同じ仕組みだからだ。
美味しんぼが指摘してる鼻血原因は、正確にはラジカル+過酸化水素などの毒性物質だと言っていて、強力な酸化作用で細胞膜など身体のあやゆる器官が損傷してしまう。
希望的予測ですが、仕組みが分かれば、解決策も見えてくるので、大人はともかく、影響が最もでやすい子供だけでも防衛対策を政府はやるべきではないかと思う。
小保方さんの問題の例を見てもわかるように、情報を統制しても、インターネットの時代には無理だし、全部公開してやっていくのがいいでしょうね。
東京の放射能汚染はチェルノブイリ時の1000倍だった - YouTube
「パニックをさける唯一の方法は、情報を公開して政府は信頼できる」と思ってもらうことと言われていますね。
チェルノブイリやウクライナもいまではそうしてますしね。
映像報告「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」 - YouTube
フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実 Part1/4 - YouTube
「美しい日本」を保ちたいなら、原発問題と低線量内部被爆対策については最重要課題として取り組んで欲しいですね。
市民の、市民による、市民のための原発事故対策(その1)
http://1am.sakura.ne.jp/DEW/Jp/Fukushima/info1.htm
今日の放射線被爆防護の基準とは、核・原子力開発のためにヒバクを強制する側が、それを強制される側に、ヒバクがやむをえないもので、我慢して受忍すべきものと思わせるために、科学的装いを凝らして作った社会的基準であり、原子力開発の推進策を政治的・経済的に支える行政的手段なのである。
こういう対策もあるみたいですね。
増補 放射線被曝の歴史―アメリカ原爆開発から福島原発事故まで―
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肥田舜太郎『内部被爆の脅威』 - martingale & Brownian motion