新世紀の生き方、物語の世界

栗本慎一郎の経済人類学、白川静の漢字学、日本の古代史、日本人の起源論、小説や好きな本の話題など書いていきます。何ですが、ニュースとか、ネットの話題も多いです。

日本人が世界で勝てなくなってる理由、STAP細胞報道から見えてくるもの

 


STAP細胞 小保方論文は何が問題? 武田邦彦が騒動を斬る!! 1/2 - YouTube



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◇ マスコミの報道に、あまりにも簡単に釣られてる問題もあるのだけれど、報道の内容を文字に起こしてみて、報道のタイトルと比較してみるとわかると思う。

「タイトルと内容が厳密には違う」ということに気づかないといけない。

朝日もサンケイも記事見てみればわかるよ。最初からマスコミは編集方針とシナリオを描いてから報道をします。そういう意味では戦略がある。ユダヤっぽい。


マスコミの世論誘導の手法が見えてくるのだが、時間がないので分析は次回に譲ります。自分で検証してみて下さい。何事も勉強です。

細かいことに気づく割に、こういう点に気づかないというのは、どういうことなのか?謎ですが、それも次回、考察します。

たぶん、「感情に訴えられると弱く、目が見えなくなる」という日本人の弱点が露呈してるんだよね。


いい面でもあるけど、なんで日本人はこんなに騙されやすくなったのか?ちょっと謎です。昔からそうなのかもしれないけど。

おれおれ詐欺もその原理だよね。

孫とかが困ってる→お金送らないととなる。完全に感情的揺さぶり、心理の隙を突かれてるし。

しかし、日本人って、マスコミの情報誘導に乗せられるなあと思いますね。

 

◇ 勤勉とか、正直とか、ウソをつかないとか、細かいところによく気がつくのは、日本人のいいところなんだけど、日本人のいい面が最近、ことごとく裏目に出ていると思ったりする。

それは、ただの戦術部分であって「戦略がない」とも言えるのだが、武田先生の日米の論文の審査の傾向のお話をちょっと見てください。

アメリカの場合、論文は革新性があれば形式にとらわれない、小保方さんのアメリカの師匠が論文撤回に反対するのはそういう理由です。

日本の場合、形式にとらわれすぎて(=いいかげんはダメ主義)、体裁を整えているうちに、世界の研究、開発競争に遅れてしまうことになる。

あと、ささいな部分にこだわりすぎて、一回、失敗すると、その人はすべてダメだとかの発想に陥りやすい。

アメリカだと失敗は美徳とされて、むしろ勇敢なチャレンジャーとして賞賛される。


◇ 例えば、インドではサイドミラーがない車が売られています。

日本ではそんなことは考えられないですが、それがインドでは合理的なんです。

 インド人の運転は、“だろう運転” と “防衛運転” を兼ね備えている。インドの車は横道から

本線に入るとき、一旦停止はしない。本線の車がスピードを落として入れてくれるだろうと言う
考えだ。本線の車も相手が一旦停止をしないのがわかっているから、防衛運転になる。
また、5㎝でも前に行こう主義、大外からの右左折は当たり前、クラクションは鳴らし放題。
そして少しでも前に行くため、前に車が入れる隙間があれば突っ込んで行く。

クラクションは鳴らすのが当たり前、「そこのけそこのけ」
サイドミラーがあると、隙間に入る邪魔になるため最初から外している車や、ミラーを倒して
少しでも車の幅を小さくしている。

インドの車はサイドミラーが無い! インドへGO!そしてタイ 今は日本 いつかまた!/ウェブリブログより

 

ひょっとして、日本人って細かすぎる?という価値観を持ったのは、僕の奥さんが結構、いい加減なところのある?(日本人からみるとだけど)タイ人女性だからかもしれない。日本人の弱点かもと思ってきてます。


明らかに嘘だとわかっても、そこは逃げ場を用意してやって、器の大きさを示した方がいいと思います。

奥さんは厳密には僕より日本人っぽいところもある。タイの北部の人は中国の雲南省あたりから南下したらしいので、ルーツが一部、同じなのかもしれない。


でも、台湾人、アメリカ人、中国人、韓国人、ロシア人、ドイツ人にしても、世界で立派に活躍しているし。


ひょっとすると、日本人は世界のスタンダードからいうと、外れてる可能性さえあります。


◇ 正確さが要求される部品などは作るのが上手いが、ソフトバンク、アップル、ライブドアホリエモンがやったような戦略的な面が欠けてしまっているように感じます。

小保方論文の瑕疵を突くのは上手いが、新しい革新的発見は、細かいこと、体裁を整えて失敗を怖れるあまり、チャレンジできない人が多いように感じます。

ビットコインなども、発想はそれなりにいいとは思いますが、あれは最初から詐欺のために作られたので。


戦略的に行動するには、とりあえず、こっちの方向にいっちゃえ!という大雑把なカンに頼ることが必要です。

とりあえず、というのが大事で、走りながら考えるしかないのです。

それが、たぶん、日本人が世界で勝てるようなる鍵になるように思います。

2ちゃんねらーだって、ひろゆき氏だって、世の中を批判するだけの掲示板はダメだと思ったから、ニコニコ動画などのクリエィティブな方向に舵を切ったのだと思う。


◇ 僕もネットやりはじめの頃は、ネトウヨを育ててしまったような批判的なニュースブログをやってました。

このブログと同じタイトルで、でも、これじゃいけないなあと気づいて、自分の言葉が日本をつぶしてしまうかもと怖れて、ブログ削除して活動を停止しました。

それから、Mixiやツィッター、フェイスブックの時代を経て、このブログを復活しましたが、ダイエットするとか、資格を取るとか、結婚するとか、小説(エッセイか)を書くとか、他人批判ではなく、自分の人生を良くすることに集中していったりしました。


そういう過程、パターンを辿って、人間は成長していくんですね。たぶん。

ということで、奥さんを空港まで迎えに行かないといけないので、そろそろ二度寝します。

 

 この話は器量型のリーダー(才能、陽のリーダー)と、度量型のリーダー(人を育てる、陰のリーダー)の違いの話になります。

一見、いい加減に見える武田先生のような人が、人をよく育てると思います。

 
その話は次回、また。

 

 

大マスコミ 疑惑の報道

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