新世紀の生き方、物語の世界

栗本慎一郎の経済人類学、白川静の漢字学、日本の古代史、日本人の起源論、小説や好きな本の話題など書いていきます。何ですが、ニュースとか、ネットの話題も多いです。

思い込みと自尊心、小説を書く上で大切なこと

◇ はてなでブログ書いてる人に共通するものとして、いろんな思い込みとか、自尊心とかの問題がある。

僕も正直、そういうものに悩んできた過去もあるけど、思い込みを解くチャンスというものは結構ある。

それは他人の発言とか批判だとかであるが、特に女性の言葉は現実的だし、詐欺に騙されるのも男性が多いし、自尊心をこじらせるのも男性の方が多いように思う。

子宮を持ってるという宇宙的とのつながり、現実的には出産年齢というタイムリミットの設定があったり、毎月生理が来るので、肉体的なもの自然の法則とかを意識せざる負えないからだと思う。

シャーマンには女性が多いのだが、宇宙、自然的なもの(身体の生理により)にシンクロしやすいという性質があるかもしれない。

 

◇ それで、男性の場合は、女性との出会いとか、付き合った経験によって現実的になるというものがある。

結婚式の段取りからはじまり、二人分の生活費をどうするとか、子供でもできれば教育費をどうするか?など否応なしに現実的な手立てを考えざる負えなくなる。

結婚して一人前と呼ばれるのは、たぶん、そういうことで、極端に言えば、独身の男性の生きる目的とか、計画性は行き当たりばったりで、どこで死んでも構わない刹那的なものになる。

結婚すると奥さん、子供でも生まれれば、家族数人を何とか生き延びさせないといけない。自分も早死にする訳にはいかなくなる。


◇ 健康に気をつけるし、タバコもお酒のやめてダイエットしたり、お金を稼ぐ現実的な方法を考えていく。


人間関係や仕事に対しても、自分一人の命じゃないので、頑張らなくてはいけなくなるし、忍耐力も養わなくてはならなくなる。

という訳で、独身時代とはかなり違ってきてしまう。


◇ それで思い込みというのは、非現実的な幻想に基づいている。

これを解くのは他人からの言葉とか、生きる実感とかであるが、この問題と自尊心というものは結びついてくる。

例えば、35歳過ぎた男女が結婚できる確率は2~3%と言われる。40歳過ぎると1%切ってしまうが、この客観的事実を普通は受け入れられない。

そんなことをはないよと思いたいのだが、統計結果はほぼ正しいし、どうしてこうなってしまうのかも実はその人の思い込みと、自尊心が関係している。


◇ 自分は人間だから、そんな確率で決められたくないとか思ったり、35歳過ぎたからって、努力すれば結婚できるだろうし、もう結婚しない選択肢もあるしと思ってしまう。

人間にはそういう自由があるのだから、それはそれでいいのだが、80%の人が結婚したいと望んでいて、なかなかできないでいるという現実がある。

これは自分自身の年齢に対する評価の思い込みが、世間の相場と違ってきていていることに気づかないことに起因する。


◇ 35歳でも10代~20代前半の女性と付き合えるし、結婚できるという思い込みがあるとして、ある条件をクリアすれば、まあ、それも不可能ではないと思うとしよう。

条件的にはぎりぎり年収500~600万とかの公務員とか、教師、それ以上の条件ならできるし、それなりにイケメンなら大丈夫かもしれない。

その人の人柄もあるとは思いますが、普通、条件をクリアしたあとのプラスアルファとして評価に上乗せされる。

最後は総合的な評価になるので、その人の魅力もあるし、どうなるかもわからないが、まあ、そんな感じだが、それが今の現状と違っていているかもしれないし。


◇ それで、独身男性が婚活を繰り返していけば、自ずとそういう相場、自分の世間における評価の相場は見えてくる。

実際に交際が続くとか、結婚まで辿りつくかどうかという現実の結果としてわかってくる。

そこで、女性の友達とか、付き合った女性の言葉や、すでに結婚してる人の言葉を受け入れて、その思い込みを修正していけば、自分を好きになってくれる女性が自分の相場に合った女性であるという風に思えてくれば、上手くいく。


◇ それを邪魔するのは、たいがい、自分に対する変な思い込み=過大評価と、変な自尊心である。

自分自身に自信がないという、自己評価が低すぎるという思い込みも含め、それが現実的に修正されて、余分な自尊心も適正に削られていけば、その人は次第に現実的な人間になる。

そういう自分の現実を受け入れる力こそが、本当の自尊心になっていく。

自分を卑下もせず、過大評価もせず、揺れながらでも、自分を常に修正して生きていけるようになれば、それによって本当の自尊心ができてくる。

 

◇ 小説書いていて、新人賞に応募して、編集者にいろいろ言われて凹むということもあるとは思う。

その時は、やはり、自分を卑下もせず、過大評価もせず、自分を常に修正して、頑固のようでいて、柔軟性があり、変わり身も早いような自尊心=自信というものをもてれば、いい小説が書けるようになるのかもしれない。

余分な自尊心が削られて、傷ができても、あるいは木端微塵になっても、それを回復させてスマートになりつつ、それでいて、泥臭いような忍耐強いような感じになればいいと思う。


自分の非を認めたり、恥ずかしい思いをしたり、失敗から立ち直る回復力をもつ自尊心がもてればいいかなと思います。

 

 

 

 

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