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新世紀の生き方、物語の世界

栗本慎一郎の経済人類学、白川静の漢字学、日本の古代史、日本人の起源論、小説や好きな本の話題など書いていきます。何ですが、ニュースとか、ネットの話題も多いです。

古代チーズ『蘇(so)』と蘇我氏、日本人の謎(1)

◇ 古代チーズ飛鳥の蘇|みるく工房飛鳥

◇ 蘇 - Wikipedia

◇ チーズ - Wikipedia

◇ 醍醐 - Wikipedia

◇ 蘇我氏と蘇我稲目(そがのいなめ) : 皇統と鵺の影人検索キーワードダイジェスト集

◇ 日本人の起源 
http://www18.atpages.jp/hisao123/kodai/nihonjinkigen.txt

(そ)は、古代日本で作られていた乳製品の一種。8世紀から10世紀にかけての頃、日本で最初に作られたチーズである。

製造方法は、延喜式の中にも記録されている(物納として用いられたことから)。また、蘇をさらに熟成・加工して醍醐(チーズ様の乳製品)も作られた。

蘇 - Wikipediaより

 

日本では飛鳥時代頃から乳牛の伝来と飼育が始まり、酪(らく)、(そ)、醍醐(だいご)と言った乳製品が作られるが、この「醍醐」がチーズのことを指すと言われ、「醍醐味」という言葉の起源にもなっている。また、推古天皇の時代には、地方ごとに作られたこの醍醐の品評会が行われたという話も残っている。

チーズ - Wikipediaより


醍醐
(だいご)とは、五味の一つ。牛乳を精製した中で最も美味しい味とされ、濃厚な味わいとほのかな甘味を持った液汁とされる[1]。乳製品としては、バターのようなもの[2]、又は現代で言うカルピス飲むヨーグルトのようなもの、または(レアチーズ)を熟成させたもの等、乳飲料・乳製品のことと考えられている[3]

仏教大乗経典『大般涅槃経』(だいはつねはんきょう)の中に、五味として順に乳→酪→生酥→熟酥→醍醐と精製され一番美味しいものとして、涅槃経も同じく最後で最上の教えであることをたとえとして書かれている。これを五味相生の譬(ごみそうしょうのたとえ)という。

醍醐 - Wikipediaより


◇ 奈良の飛鳥に、古代チーズ『蘇(so)』を再現したお土産物『飛鳥の蘇』があって、奈良国立文化財研究所飛鳥資料館 (現在の奈良文化財飛鳥資料館)の方が牧場に牛乳をもらいにきたのがきっかけで生まれたそうです。

西井牧場
奈良県橿原市南浦町877 天の香久山南麓岩戸神社前


牧場の住所が、奈良県橿原市、天の香久山、岩戸神社前とか、古代史ファンにはたまらないというか、歴史エピソード溢れるものになっています。


それはともかく、『蘇』や『醍醐』のような乳製品が、飛鳥時代に何故あるかというと、この時代を代表する豪族として『蘇我氏』と呼ばれる一族がいました。

蘇我稲目(いなめ)、高麗(こま)、馬子(うまこ)、蝦夷(えみし)、赤兄(あかえ=エイのこと)、入鹿(いるか、鹿=帝王の意味とか諸説ある)など、風変わりな名前が多いです。

これは、おそらく、蘇我入鹿中臣鎌足(後の藤原氏の祖)らに暗殺されたクーデター、645年の『大化の改新』が影響しているのではないかと思います。

蘇我入鹿は、聖徳太子一族、山背大兄皇子の一族を滅ぼし、専横を極めて、自ら天皇のような振る舞いをした人物だったと言われていて、暗殺した側が後につけた蔑称であり、本名ではないと言われています。

事実はたぶん、かなりゆがめられていますね。

◇ 蘇我馬子・蝦夷・入鹿の名は後世の蔑称ですか? - 楽天 みんなで解決!Q&Aなどを読んでみましたらこんな意見もあります。

 

聖徳太子には「厩戸皇子」とか「豊耳皇子」という名があったという意見もあると思いますが、厩の前で生まれたから「厩戸皇子」とか耳が大きいから「豊耳皇子」などという名を貴人に付けるでしょうか。あだ名ならともかく本名には付けないでしょう。
蘇我氏については質問の通りで、そんな蔑称は親も本人も付けないと思います。

何故蘇我氏の名に関する質問に聖徳太子が出てくるかとお思いでしょう。
私はこれらが同一人物で、しかも九州王だったと考えています。

何故なら、
1.聖徳太子を祀ったと言われる法隆寺夢殿にある救世観音像は天皇家や藤原家が祟りを封じ込めるために頭を杭で打ち抜いたうえ白布でグルグル巻きに巻いたとのことだが、厩戸皇子には天皇家や藤原家を恨む理由がない。(蘇我入鹿が山背大兄皇子を殺害したからという文章があるが、だったら蘇我家を滅ぼした天皇家や藤原家は恨まれるどころか感謝される筈。)

2.その救世観音像には「阿毎多利思比子」と書かれているが、これは隋書倭人伝に書かれている九州王の名である。

3.出雲の国譲りは譲ったのではなく、力ずくで奪われたのであり、大国主は船上で切腹させられたという話が神楽として残っている。

(中略)

9.蘇我入鹿は「林太郎天皇」と呼ばれ、天皇だったという話があるが、これに対して「近江天皇」という呼称もあり、蘇我入鹿は近江で天皇だったのではなく、別の場所で天皇だったと考えられ、他の状況から九州王が妥当。

(中略)

其の通りで、名字自体も創作です。大国主の系統を時代別に寸断して別の勢力の様に誤魔化しているのです。但し全てが嘘では無い為混乱が生じています。稲目の別名は馬背、馬子は正しい。馬子は葛城姓で蘇我葛城臣とも。蝦夷は毛人でも同じ読みで漢字は蔑称。入鹿も蔑称。入鹿は鞍作とも呼ばれ鞍作姓と考えられます。馬子は葛城県を欲していますから元々自らの領地が天皇家の直轄地に成ったとも推測出来ましょう。

(中略)

稲目、馬子は知りませんが、蝦夷、入鹿については、蔑称説は聞いた事があります。蝦夷は実は毛人(読みは同じエミシ。「上宮聖徳法王帝説」でそう呼ばれている為)、入鹿は鞍作(日本書紀での別名)が本当の名前、という説です。

門脇禎二(学者の名前)なんかがそう説いていたと思います。必ずしも定説とは言えません。(蝦夷でも毛人でも、結局は蔑称にも思えるが、毛人は、蔑称で呼ばれるような状況でもない人物についている例もあり、そもそもエミシを蔑称と思うほうが間違っているのではないか、とかです。入鹿の方も、蔑称と本当に考えるべきなのか、という疑問もあります。)

蘇我馬子・蝦夷・入鹿の名は後世の蔑称ですか? - 楽天 みんなで解決!Q&Aより


総合すると、馬子、鞍作り、葛城氏、出雲、スサノオ、九州王などいうキーワードがでてきますが、蔑称にしても、かなり意味のある呼び方だと思います。

蘇我氏はどうも馬に関係する職についていて、騎馬、遊牧民族で軍事にも優れ、高句麗などから九州ルートで、出雲、葛城などに至り、大和朝廷の初期を担った一族である可能性があります。

海に関する名前もあり、海人族とか、大陸、半島からの渡来民であるし、航海技術にも優れていたでしょう。

蝦夷は元々、毛人(えみし)であり、蔑称説もありますが、騎馬民族であった蘇我氏が、東日本の狩猟民である縄文人の末裔の蝦夷(『力の強い人』という意味もある)にあこがれ、あやかってつけたという説もあります。毛人は良い意味、蝦夷は蔑称という説もあります。

日本書紀』では蘇我蝦夷、通称は豊浦大臣(とゆらのおおおみ)。『上宮聖徳法王帝説』では「蘇我豊浦毛人」。蝦夷の精強な印象を良いイメージとして借用した名前である(小野毛人佐伯今毛人鴨蝦夷らも「えみし」を名として使用している)。蝦夷は蔑称であり、毛人が本名との説があるが「蝦夷」も「毛人」も同じ対象を指す。

蘇我蝦夷 - Wikipediaより

 

蘇我入鹿は、本名は『蘇我太郎鞍作』で、太郎が名前、鞍作は役職名だったようです。どうも。入鹿=海のイルカで、クジラと比較して小物という意味だと蔑称です。

◇ どうも、蘇我氏=九州王という説が有力ですが、高句麗とかに、遊牧、騎馬民族がいて、彼らが後に百済などに南下してきますが、大和朝廷初期の天皇は九州に地盤を持つ天皇だったのでしょう。

地図みればわかりますが、朝鮮半島から直接、南下しやすいのは、やっぱり、北九州で、初期大和朝廷がやたらに、伽羅(任那)、百済を救済するために軍を派遣しますが、最近、朝鮮半島南部から、日本式の前方後円墳が発見されてます。

この辺りは、その当時、中国の江南とか、殷王朝(商とも呼ばれ、周により滅びた後、商人と呼ばれ、商売人=商人の起源になった。殷人の華僑、ユダヤ人化とも言えて、日本にも渡来民が多数来ている。近江商人(近江の商人でそのままだしw)の起源だろう)にもいた、海人族の倭人(日本人の一部でもある。日本は多民族国家なんで)の領域であり、日本の領土の一部だったようです。

◇ 韓国で発見された古墳が「都合が悪い」という理由で破壊されてます。歴史的に貴重... - Yahoo!知恵袋

日本人って、倭人子安貝ネットワークを持ち東南アジアまで行っていた。日本では沖縄の子安貝を扱っていた海の商人=殷人)とか、安曇族とか、隼人とか、海人族もいるし、農耕をもたらした弥生人(朝鮮半島、大陸からの渡来民)、秦の時代に皇帝から不老長寿の秘薬を探してこいと言われて、そんなもんないしと言って、数千人の調査団を組織して、日本に渡来して計画的逃亡?した徐福一派(真剣に探していたか可能性もあるけど)という移住民、一万年以上前からいた、東日本の中心の縄文人もいて、遺伝子的にも多種多様な民族がいる多国籍、多文化国家が日本だったりします。

◇ 海外ネタつれずれ:海外の反応「えっ、日本人って自分たちが他のアジア人と違うって信じてるの?」

ちょっと、時間がなくなってきて、唐突に終わります。

話まとまりませんが、次回に続きます。


 

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新日本人の起源 神話からDNA科学へ

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